実例120選
80代のご主人、70代の奥様による二人暮しのS様邸。その奥様が突然病魔に襲われ入院することに。そこでご主人は急遽、自宅を介護住宅にリフォームすることをお決めになりました。 まず課題は寝室。介護する人も介護される人にも無理の無い1階がベストです。そこで従来リビングであった場所を寝室に。そこに介護用ベットを置き、ご主人はそのそばで床に布団を敷いて寝ます。これなら常に一緒に居られるので安心感が違います。ちなみに床には安全で快適な床暖房を設置。もちろん床はバリアフリーで段差を解消しています。 |
退院に合わせ、短工期で実現。
介護保険を併用し、負担も軽減。
トイレも奥様のために新たに設置しました。場所はこれまでデッドスペースでもあった階段下を活用。車椅子でも利用できるように間口を広くとり、3枚引戸でどちらからでも開け閉めが可能です。この他洗面台は玄関ホールの脇に。浴室も2畳の広いタイプにリニューアル。浴室の暖気が逃げないように階段部分にシェードを配置しました。これは長年造船マンとして活躍したご主人のアイデアです。
「妻が戻ってくるまでには、しっかりした体制を整えておきたい。そのため工期は20日余りと、ご無理をいいましたが、その期待に応えてくれて満足しています」とご主人さま。施主様が協力的で短工期でしたが、スムーズに工事が進められました。また介護保険を併用してできたのもよかったのではないでしょうか。ご高齢のご夫婦ですが、愛情に満ちた介護住宅になりました。
間口を開くとり車椅子でもスムーズに、3枚引戸でどちらからも開け閉めが可能です。 |
洗面台 |
玄関ホールのコーナーを利用して、低めの洗面台を設置。車椅子が自由に動ける周囲1m以上の広さを確保しています。
浴室 |
カウンターに座ったり、椅子に腰掛けたりして、スムーズな入浴をサポート。
階段前にシェードを設置 |
脱衣所がないため、階段前にシェードを設置し、暖気を逃がさないよう工夫。
リフォーム費用 | ||||
解体撤去工事 | 200,000円 | 耐震補強工事 | 300,000円 | |
給排水・ガス工事 | 550,000円 | 建具工事 | 600,000円 | |
木工事 | 5,300,000円 | その他 | 2,200,000円 | |
床暖房工事 | 850,000円 | |||
合計 | 10,000,000円 |