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外壁リフォームの相場(塗料別・貼り直し)
一戸建て住宅に住んでいると、マンション住まいのように管理費などは必要ないものの、家の補修や保守は実費で行わなければなりません。
その中でも10年前後に一度の間隔で補修しておきたいのが外壁塗装や屋根の葺き替えです。
これを怠ると、知らないうちに雨が外壁や屋根から侵入し、最悪は家の骨組みに影響を及ぼす場合もありえます。
木造住宅であれば、柱の木材を腐らせ、鉄筋住宅であれば、鉄筋を錆びらせ、家の寿命をも縮めてしまうのです。
だからこそ10年毎に行っておきたい外壁と屋根のリフォームですが、その費用は仕事を依頼するルートによって、あるいは外壁や屋根の種類によってピンからキリまで、その費用には大きな差が生じてしまいます。
ルートは元請業者に依頼するか職人を抱える直請業者に依頼するかで、これだけで倍以上は違ってきます。
ただ直請の場合はあらゆる壁材に長けているというわけではありませんから、なかなかその業者とピンポイントでコンタクトするには、かなり業界のことを知っている必要があります。
また壁材には、大きく分けて、サイディングというタイル状の窒業系のセメントと木材や金属を化合して生成されたものや、ALCと呼ばれる軽量の気泡性コンクリートで作られたタイル状のもの、セメントモルタル、土塗、そして比較的安価な羽目板タイルなどがあり、それぞれ費用もまったく変わってきます。
サイディングやALCでは、材料成分で多少の誤差はありますが、壁材代だけで1平米当たり600円から1000円、これに工賃や足場代などが載せられます。
モルタル、土塗、羽目板では、材料の交換時期はイコール家の寿命なので塗装による補修のみとなります。
またただ塗るだけの塗装でなく、アクリル樹脂での塗装、ポリウレタンでの塗装、シリコン樹脂、フッ素樹脂などの塗料の種類によって塗装後の耐用年数が変わってきます。
特殊塗料を使えば、たとえばフッ素ではその寿命は20年以上といわれているので、2回も行えば家の寿命となるわけです。
しかし材料代や特殊工賃が載せられ、通常の塗装の2倍程度してしまいます。
通常のただ塗るだけでは、塗料代というのはしれていて、そのほとんどが工賃や足場代であり、一般的に元請業者に依頼すると1平米1万円以下が相場です。
1万円以上するなら、依頼ルートの見直しをしたほうがよいでしょう。
直請であればうまくすればその半額以下に抑えられます。